WORKS034-2 BON POINT CARDIN

飲食店内装

北欧風デザインのカフェ

BON POINT CARDIN

内装デザインについて

このカフェは、外観デザインの時にもお話ししたように、緑豊かな田園の中に建っています、この外観を見て惹きつけられるようにして店内に入っていく方もたくさんおられます。さて、この外観からどんな内装を想像されるのでしょうか、その気持ちを盛り上げる事はもちろんできないし、全く異質な雰囲気を作り出すことも良くないでしょうし、実は結構難しいことなのです。

店舗設計に必要なこととしては、飲食店の場合、特に坪席数と言う考え方があります、例えば、フレンチ料理店のように、坪席数が1.0を切ってしまう場合もありますし、居酒屋さんのように隣の方と肩が擦り合うような、あえて狭く、使用して場の空気に活気を与えるような業種も存在します。そこでこのお店は、坪席数が2.0と言う感覚で作られています、意外と席数は多いことになりますが、外部テラスの視覚効果によって、窮屈感は全くなく、回転立が低くても、売り上げを作っていけることができるような席数が作られています。

店舗設計には、欠かすことのできない収益性の考え方がこの考え方です、もう一つはここにしかないような雰囲気を味わうことができることです、このお店の場合は、明らかに外部テラスが存在すること、そのことが大きく人気のバロメーターになっているはずです。

内装写真

ロゴデザインについて

今回提案させていただいたこのお店は、建物の建築デザインだけではなく、内装デザインも含め、販促物のデザイン、すなわちロゴやマーク提案やチラシやショップカード、メニュー等のデザインすべてを提案させていただき、もちろん看板(サイン)についても提案をさせて頂き、さらにウェブデザインまで提案をさせていただいているので、トータルブランディングがとてもやりやすく、統一性のあるデザインを生み出すことができました。

ロゴ・販促物・WEB画像

企画・構想・エピソード

我々デザイナーが考える事は、人気になるメニューをお店側が持っているかどうか、またはそれを作ろうとしているか、その考え方の持ち主であるかどうかと言うことがとてもデザインに影響与えます、このお店のオーナーは、先代より受け継いだお店、独特のサンドイッチと言うただ聞くだけだと当たり前かのような商品ですが、ほんの少しの工夫でこのお店独特のテイストが表現されていて、人気商品になっています。普通ではサンドイッチとコーヒーと言うメニューだけではお客様を呼ぶ事はできないと考えがちですが、1つのメニューを名物とさせること、そこに集中できる環境があること、実はそのことが人気店になり得るオーナーの気質というか、ビジョンのある運営法になるのだと考えています。

なのでこのお店は派手さはほとんどないですが、何度も通いたくなるような雰囲気を持っていて、多くのファンがついている事は間違いのない事実です。こんなお店のオーナーになってみたいと思ってみたりしてしまいますよね。とても幸せなことなのかなと感じてしまいます。

カフェと言うのは別名、"自由なお店"とも言います、その自由とは、オーナーが好きなものを提供するといった考え方になることが多くなるのは必然だと思いますが、地域の方々や少し離れた都心からも来ていただくためには何でもないメニューがいつもそこにはある。ただそれだけのことで充分なのかもしれませんね、カフェはそれなりにたくさんのお店を作らせていただいたわけですが、ここまでメニューをシンプルにしているお店は他には存在しません、言い換えてみると、怖いと思うオーナーもたくさんいるかもしれませんね、そこがこのお店の強さと人気の原点なのではないでしょうか。

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