
資金調達について

資金調達について

< お金のことを知ろう >
モノづくりで避けては通れない融資のことについて経験として書いてみますね、経験といっても自分のことではなくて、担当させてもらったたくさんのオーナーからお聞きしていることなんですが。
たくさんのオーナーが資金調達に挑戦してお店を開店させる時にいつもいるのは店舗デザイナーなんです、いつも悩みや作戦とか聞かれます。
融資なんて普通に生きてきてたらほとんど経験しないことだし、周りに詳しい人がいるなんてことも聞いたこともないし、いざとなるとなかなか厳しいことってなってるはずです、まず相談相手は税理士さんと考えるはずです、でも、税理士さんは入ってくるお金と出て行くお金のバランスをみるのが仕事だから、使い過ぎならそう言いますし、余るなら余裕が少しあると言います、この事もありがたいのですが、それはオープン後の運営に関わる事で、融資方法となると厳しいかも。
<まず何から始める?>
手順としては
どのくらいかかるのか?
いくら借りれるのか?
いくら返済できるのか?
究極やっていけるのか??
これらの判断を綿密に行うには次の事が必要で、これがないのに悩むのは見当違い、ということになるんです
・事業計画書
・配置平面図(ラフ)
・工事概算見積書
の3点セットは融資相談には準備することが必須です
<平面図を書こう!>
このために必要なのは
出店候補物件があること(融資にはテナント契約の概要書かテナント仮契約書が必要です)
まずは店舗デザイナーに現地確認をしてもらうのが常套手段です、寸法調査や設備調査、立地調査が必要です

この用意ができると、やりたいことを店舗デザイナーと話し合い、企画・構想をしっかり決めて行くことが必要です、ここにブランディングという作業が入ることも多いです
飲食店の場合は、平面図がないと客席数も分からないので困ります、売り上げ見込みが作れないですから
こうして、店舗デザイナーと密に話し合い、出来ていきます!
<工事概算見積書を用意する>
配置平面図(ラフ)があれば、工事概算見積書はスーパーボギーデザインでプロデュースの一環としてご用意しています、これは難しいことでは全くないですから気楽に考えておけば大丈夫です
*見積書を作成した工務店が申請時と実際が違っていても問題にはなりません。
<事業計画書>
肝心な事業計画書を作成するためには、こんな活動が必要です
↓
NO.1:
売り上げ予測を立ててみる
*飲食店の場合はラフ平面図を作成して、客席数を把握しないといけません(スーパーボギーデザインで作成します)。
NO.2:
どれだけの資金が必要か洗い出す
*このことも協力します
NO.3:
必要経費を洗い出す
*ここで税理士事務所に見てもらう方がほとんどです(税理士選びは知人
の紹介や商工会議所の紹介などで最低3人は会ってみて、実績や考え方、人柄を見て決めることが良いようです)
NO.4:
損益計算書を作成してみる
*これは税理士さんと叩き台として相談することになるケースが多いです、店舗デザイナーであっても経験からお手伝いすることは可能です
NO.5:
事業計画書を仮作成して機関に相談
機関によって用紙が決まっているのでそこに書くか、オリジナルで書いて相談に行きます、数字のバランスが良くないと指摘されますね、それで書き直してほしいという意味です
NO.6:
事業計画書を作成する
相談を受けたので正式に作成するわけです、できたら税理士さんに見てもらってバランスを確認してもらうことになります、問題は利益予測の信憑性です、ここで見栄を張ったりしても何の得もないから誠実にやるほかないですね
NO.7:
融資申し込みをする
その日はきっと緊張します、眠れないのかも、人生の岐路に立ってることが本気でわかる時ですね、答えは約2週間後ですね
NO.8:
機関からの面談通知が来る
この面談が大切です、言うべきことを前もってまとめておくことは必要です、この時の文章を読んでほしいとよく言われます、誰かに後押ししてほしい気持ち分かります
NO.9:
事業計画書の変更指導があればする
機関の担当者から”家賃を2万円くらい下げることはできませんか”、”工事費を10%くらい削れませんか?”などなどです、もちろんそれで作成しないと通過しないからやるほかないです
決定:
内諾通知または連絡がある、その後実行される
みなさんこの日は乾杯気分です、よく考えたら借金ですから祝うことと違うのにすっかり気分はそうなってます、それだけ気苦労が多いということですね。
▼事業計画書


画像引用元:
日本政策金融公庫 中小企業事業の「各種書式ダウンロード」ページ
27「事業計画書(中小企業経営力強化関連用)」より
https://www.jfc.go.jp/n/service/pdf/jigyoukeikaku_250303.pdf
▼「創業計画書」というのもあります

画像引用元:
日本政策金融公庫 中小企業事業の「各種書式ダウンロード」ページ
3「創業計画書」より
https://www.jfc.go.jp/n/service/pdf/kaigyou00_250401b.pdf
<大まかにはこんな流れです>
このことにスーパーボギーデザインは絡んでいることが多いので担当したお店の数だけ資金調達の実際を見てきました、もっと詳しく書いてみますね。
<結局、要点は?>
融資は事業計画書が大事なんです、もちろん家賃が高過ぎるとか、工事費が掛かり過ぎてると言われたことを修正しながら進むわけなので、事前に相談することが大事で、融資機関専用(日本政策金融公庫など)の事業計画書をダウンロードして書いてみましょう!それに慣れたら良いんです!もちろん内容が大切だけど、担当者の前でプレゼン能力がないと、運営していく能力もないのかも?、と思われたりは不利になるから知識としてちゃんと付けてから申請しましょう!!

<銀行融資はどう考えるの?>
人によってまちまちですが、銀行に最初に行く方が良いのかもしれないと思う時がありますと思う時があります、それは例えば2,000万円を借入したい時に、銀行審査では1,500万円までなら出しましょう、となった時、残りの500万円を協調融資といって日本政策金融公庫に連絡が行って、残りを貸してほしいと申請するわけです、公庫は銀行審査に通ったのだからと融資されやすくなってるように思います、これで何組も審査が通っていますよ。
公庫が先であっても銀行との協調はしてもらえるけれど、公庫が銀行を指定するわけにはいかないのだから、やはり銀行が先が正しいのかもしれませんね、これはどこにも書いてないことなのです。
相談は愛知県保証協会に行ってみる方法もあるから、とにかく行ってみて知識を付けることが大切です!
作文を書いて持って行くのも良さそうですよ。
<ほぼ裏技!>
開業を考えたら管轄の商工会議所に入会して、創業融資について申請できるように指導を受け始めしょう!
指導実績が6ヶ月以上になれば日本政策金融公庫からの融資を受けるための推薦書がもらえます、もちろんこれで通過することが決まってわけではなくて、チャンスが広がったということです。
商工会議所のメンバーになるのは年会費が必要ですが、無料で使える相談所とか、メリットもたくさんあるから経営者としての勉強だと思って行ってみると良いですよ、結構ためになることに出会えたりするようですよ。
その他補助金に関しては創業時に使えるものはほとんどないけれど、合わせて聞いてみると良いですね。
<融資がダメになったケースはあるの?>
あります、脱サラでキャリアゼロの料理自慢が居酒屋を持ちたいといったケースや、自己資金ゼロのケース(保証人がしっかりされていて実行されたケースもあります)、ほとんどないですが、自己資金不足のケースはありますね(20〜30%あるのが望ましいが、合わせてキャリアも問われるのではっきりはしません)
<やるっきゃない!>
大袈裟に書き過ぎたかもしれないけど、それくらい慎重に進めないといけません!
いきなり融資機関に行っても出店候補もない状態では相手をしてくれません、こんな時は商工会議所です、是非行ってもらって専門家の話を聞くのも方法です、でもスーパーボギーでも話せることがたくさんあるからお話ししましょう!!
ドキドキすることだし頭も痛くなるかもしれないけど、みんな通った道だからやり切る気概を持って進まないと自分の人生だから!!
力になりますよ!
未来のために頑張ろう!!
今日も一日頑張りましょう!!