
とんでもなく遅ればせながら、DVDで「ゲゲゲの女房」を全部見ました。
貧乏のどん底にある夫婦の奮闘記、なのですが、本人たちは今を生きているだけのことだったのかもしれないね!?
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実はよっさんたち夫婦も経済的に事務所設立したは良いけれど、独立4年間くらいは、あと10日間を7000円で暮らすまで行ったり苦労もしました、それからも売り上げのない月は年に4、5回あったでしょうか。
いつ来るかもしれない仕事をただ待つだけだった日々、オーナー直のご依頼しかやりたくない!って、下請け仕事を避け続け、案の定、貧乏暮らし、、、。
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「ゲゲゲの女房」では質屋に何度も行っていたようですが、質屋に入れる物さえなかったな、似たり寄ったりの「カカカの女房」でした(ツカサの女房だからね)
未だに、日々が恐いってことはあります、独立して24年、ほぼその恐怖との戦いです、いつ仕事が来るのかわからないのは、今でも同じなのです(でも実際は18年間売り上げのない月はないのですが。)
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ゲゲゲもカカカも、慣れた!ってことになるのかもね、人の生涯を左右するかも知れない店舗デザイナーが弱気になってどうする!って、人に媚びててどうする!って、何度も何度も思ったものです。人の前では誰よりも元気に、そして前向きに、そればかりを気に掛け、生きてきた気がするな〜!!
水木(村井)しげるさんご夫婦ほどの成功を収めているわけでも何でもないけど、こだわりだけは近いレベルにあったのかもしれません。
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誰の為にある漫画家なのか、誰の為にあるデザイナーなのか・・・それは人です、自分以外の全ての人をシアワセにすることもできるかもしれない職業にあるのだから、たとえ貧乏であってもシアワセを感じなくてはいけないのです。
夢を見ることはあるよ、お金持ちデザイナーになって、有名になって、、、。
こんなことはよっさんにはどうでも良いのかもな〜! 毎日、電話が鳴って、メールが来て、”お店やお家を持ちたいので手伝ってください!”って、いーーーっぱい言われたら、それだけでシアワセだよな〜!!
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ただ頑張る。日々のデザイン業務にこだわること。
これがシアワセの素、多くの人をシアワセにできる人間にならないといけないな〜って、そんなことを思い知った「ゲゲゲの女房」でした、「しげるとふみえ」、「つかさとともこ」、似たようなもんですな(苦笑)。