WORKS033 HAJIMARU(ハジマル)

リノベのブランディング例

〜シェアスペース兼ゲストハウス〜

HAJIMARU

外観・内装デザインについて

この施設は、愛知県下でも少し田舎な町並みの中にあります。オーナーの実家をリノベーションして、自宅を残しながら、シェアスペース兼ゲストハウスとして作られました。

オーナーはまだ20代後半で自分の住む町並みをもっと素敵にしたくて、こうして人が集まる場所を作ろうとしたわけです。ごく普通の古民家のリノベーションだったので外装デザインに特別なデザインを施すこともあまりできず、あくまでも施設設計として少しテイストの違う内装デザインを提案することをに集中しました。

施設の中にはパソコンルームがあり、このままの形で移動することが可能で、空間の分け方を変化させることができます。少し落ち着いた空間を作る場合は、バーカウンターのある空間の方を少し大きくし、奥にあるラウンジ空間を少し小さくしたいとのことで、集中したミーティングができたり、その話す内容によって空間を変化させたり、ちょっと変わったレイアウトをとっています。

見た目では1部天井を外し木造の構造を見えるようにしたり、中庭を見えるようにガラス窓の位置を低くしたり、少し変化を持たせたりしています。打ち合わせに疲れたら奥にあるゲストハウスを使用することが簡単にできるようにレイアウトされているちょっとわがままな空間で出来上がったサロンになっています。

外観・内装写真

ロゴ・キャラクターについて

この施設へのオーナーの思いは、自分と同じように、自分たちの住む街を少しずつでも変えていこうと言う熱い気持ちのある集団を作り上げようとしたのでした。

そこで使われたキャラクターはどこか人なつっこい人に愛されやすい柴犬をモデルにして作り上げられたものです、その周りにあるのは林をモチーフにしたものですが、オーナーのお名前から発想して出来上がったものです。

ロゴデザインを作る際には、できるだけ分かりやすく読みやすいことが大前提としてデザインをしていきます。キャラクターデザインについては、記憶に残りやすいスタイルをとるようにし、出来る限りシンプルにわかりやすく理解しやすいキャラクターのモチーフを選ぶようにしています。

この施設にはチラシや販促物等は一切なく、人の口コミによる集合となることを目指し、特別な広報活動をすることもなく、少しずつ仲間ができていくことを望みながら運営されています。知る人ぞ知る集合体となることを良しとする考え方からです。

ロゴ・キャラクター画像

企画・構想・エピソード

オーナーからのご依頼は、最初はもっと街の中心にある民家を借りて、こういった場所を作ろうとご相談があったのですが、自宅を訪れてみると、確かに好立地とはとても言えない場所にありました。でも知ってしまえば、悪立地も好立地に変わっていくもので持てないのであれば、家賃がかからない。自宅リノベーションをすることを勧めたわけです。

オーナーとしては少々不安もあったかと思います。でも選択は楽しかったようで、少しずつ仲間が増えていき、なんとなくまちづくり集団化のような面持ちができていきました。人が集うにはやはり、装置がいるもので、人が集まって楽しめるような空間をやはり作りたがる傾向にあり、最初考えていたモノとは全く違った施設ができあがることになったわけです。

全く予想外だったのは、オーナーが突然"よっさん!ゲストハウスも欲しいです!"と言ってきたことです、最初は必要ではないのではと話したりもしていましたが、バーカウンターを作ったことで飲んだくれて寝てしまうと言うようなそんな雰囲気もあっても、良いんではないかと同調したわけです、ならば、しっかりとしたゲストハウスとしての機能を持たせることが必要と感じ、シャワールームも思ったよりも豪華なイメージでできています、とても面白い街づくりの準備を進めた。若者オーナーはとても立派だなと思えました。

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