WORKS009 Galle de watanabe

フランス本土に日本人がお店を出すなら

Galle de watanabe

Galle de watanabe

リノベーション:店舗付き住宅で店舗は焼菓子専門店として新装されたものです。オーナーから声をかけてもらって、最初見に行ったときは、骨董屋さんの片隅で焼き菓子を販売してしていて、それなりにファンがいてくれるお店だったのです。そこを大リノベーション、内外装の全てが変わってしまいました。

デザインにはオーナーと話し合ったテーマがあるんです。それは少しユニークな発想からです。

「日本人パティシエがフランス本土にお店を持ったら、どんなお店を持つ?」というところから始まり、日本としてのらしさをきちんと見せようと、瓦屋根、暖簾、浮絵、店内の陳列台は絵付の骨董皿や染付皿の骨董品などで構成され、きっとフランスでも繁盛店の仲間入りでしょうか?!その他は全て日本ではなく、フランスチックです。

店名にもあるガレ、これはあの、有名なガラス作家、エミール・ガレから由来するもので、内装は日本的ではないですが、色彩には日本の伝統色が使われたりしていますし、ガレが好んで使った制作モチーフの竹やトンボが、あちらこちらにグラフィック処理されてます。その辺りが、見かけないデザインとして好まれたのかも知れませんが、あくまで繁盛はオーナーの力。デザインは出入り口の扉を開けさせる装置です!、だからこそおしゃれに内部に期待感を持たせる外装デザインに!!

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