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道徳通りよしかつ歯科
クリニックデザイン
外観・内装デザインについて
実は、この歯科医院は3代目となるのです。
初代と2代目はたった2つの診療チェアで、駐車場もなく運営を続けて来られたのです、凄い!
そんな医院で地域貢献を長くされてきた訳ですね!
それを継ぐ3代目としてはどんな医院にすべきかどんな運営方法をすべきか、結構悩んだのではないかと思います。
まず最初は先生の思いをたくさんお聞きして、先生の思うがままのレイアウトを作ることから始めました。
ところがなんとなく思いと違うのかぎくしゃくとした感じで、こちらも納得と言うには遠かったように思います。そしてこちらから提案をさせてもらうことにして、先生の思いは十分に理解をしていたので、全く違ったレイアウトが生まれたのですが、先生の納得度は高かったように思います、これによって内装デザインが生まれ、そして外装デザインが生まれて行ったわけです。
現代であれば、こういう外観デザインが良いのではないかなど新しい提案を志すことになると思いますが、逆に3代目ともなると、すべての世代に患者様がいてくれて、その方々が違和感を感じないようなすぐに馴染めるような医院にすべきと考え、なんとなくおとなしくて柔らかいデザインになったかなと思います。
特徴としては、地域の人たちとのコミュニケーションをどう取るかと言う運営方法を見いだす事でした、そこで提案させていただいたのは、コミュニティー図書館と言う発想でした。1階から吹き抜けた2階にはその図書館があり、その外部にはコミュニティーテラスがあります。その空間が本来であれば、将来の診療室になる場所だったのかもしれませんが、それは後のこととして、まず先生が思うような運営ができること、その思いが、患者様に伝わることによって、地域への貢献が今まで以上にできるのであれば、とても大切なものと考え、作り上げることができました。とても素敵なことではないかと思っています。
ロゴ・WEBデザインについて
先生は、今回の医院名についてずいぶん悩まれたようです。どうしてもつけたかったのは、道徳通りと言う名前をサブタイトルとして入れたかったことです。それはやはり歴史があると言う事がそういう思いにさせているのかと思っています。
こちらが提案した医院名は、先生の名前である「よしかつ」をひらがなでそのまま入れるというものでした。これは、飾り気のない、わかりやすい名前であり、先生の親しみやすさや温かさを表現できると考えたからです。
この医院名により、キャラクターを作ったり街並みの絵を作ったり、そういうモチーフによってウェブデザインも構成されていき、気楽に見えるようなホームページとなったように思います。
企画・構想・エピソード
エピソード、そうですねーたくさんありますね!、ここで多くを話したいところですが、個人情報になってしまうことばかりなので差し控えたいと思います。
ですが、たった1つだけ、歯科医師の先生方は皆さんご自分でレイアウトを考えたいと思われるようで、それをよっさんに「見てください」と。ここで面白いのが、よっさんがノーコメントでいると、パッと図面をしまいこんでしまわれるのです、「なんでよーっ」てこちらも言うのですが、「なんとなく答えがわかってしまったので、お任せしたいと思います」、と。
実は毎回なのかもしれません、それほど働く先生にとっては自分で作り上げたいのでしょう。
特に患者目線になって考えると言う事はなかなかできるものでは無いのかもしれません、今回は先生の方から大きな目標だけは与えられたわけですが、実はそれが足かせになって、設計のしにくさを生んでしまったように思います、でもそれで良いのだと思います、まずは思うままに、そしてデザイナーと共にモノづくりをする。このことが最上なのかもしれませんね。
コミュニティー図書館のあるちょっとユニークな歯科医院が完成しました。ぜひご覧になっていただきたいと思います。
こんな考え方も素敵だなと思っていただければ先生もよっさんも、とても幸せに思います。
- 名古屋市南区