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bar food music dot & blue(ドット&ブルー)
飲食店デザイン
外観・内装デザインについて
グランドピアノと美味しいお酒、軽めの食事を楽しめる。BARができました。デザインはすっきりとシンプルに、そしてダンディーでやさしく。店内にはデザインパネルを使った壁を作り、照明で空間の表情を変えるよう工夫してあります。
赤坂と言う土地が高級志向の人たちが多く来ていただけると言うことを期待して作られたちょっとユニークなライブハウスにもなっています。
この店の設計デザインで気をつけた事は、いかにシンプルにまとまるかと言う事ですが、細かいところにデザイン性が反映されていること、このことがこのアッパーブローな人たちには受けるはずではないかと考えて提案したのです。
あくまで飲食店であると言うことで、席数もそれなりに確保することが必要とされ、その上でグランドピアノを入れないといけないと言う要望をいただいて、正直苦労することも多くありました。その結果、このようなお店になったって言う事は、赤坂と言う土地であっても、充分にやっていけるはずではないかと自信を持っています。
外観デザインは、建物そのものがユニークな形をしていて、シンプルなサインであっても充分目立つことが可能であったと言うことだったと思います。
ロゴ・WEBデザインについて
実はこの店のオーナーがジャズピアニストで、自分が演奏したいがために作ったと言っても過言ではないライブハウスとなっています。店名のロゴについてはドット&ブルーと言う店名になっていますが、シンプルで印象に残るドットを多用して、店内全体をまとめることになりました。
照明の色彩については4色からスイッチの切り替えにより普段はブルーになっていますが、イベント中にはレッドやイエローにもなります。そのことがお店の表情を変えたりし、お客さんも飽きさせないと言うようなコンセプトで作られています。
また、この店のロゴはマークと言うものが存在し、円の中にピアノの鍵盤が入ってると言う形をとっています。少しわかりにくく作られているのは意識的に作られたもので、これはなんだろうってふうに聞かれることも多くあるということが結局は狙いだったのかもしれません。
このお店の販促物については、はっきりとしたロゴやマークが存在することがあり、とても作りやすかったなぁって言う記憶があります。それはウェブデザインも同じことが言えて、象徴的なドットって言うデザインが非常にシンプルに物事を作り出すことができ、モチーフとして選ぶのにシンプルすぎないかと思うほどでしたが、それがとても良かったのかもしれません。
企画・構想・エピソード
この店の出店計画に関しては、実は場所探しから始まりました。オーナーからは全く別の地域を選ばれていて、よっさんはそれに強く反対したのでした。
反対の理由としては、やはり赤坂のような東京の高級志向の人たちが自然と集まるような場所と比べると、どうしても集客力が弱く、客層がターゲットとなっていないと言う結果を生み出しそうな思いがあり、普段よりも強く反対することになったのでした。その結果物件探しをよっさん自身がすることになり、この地を選ぶことになったのです。
物件の内容が地下1階と言う変わった作りになっていて、どちらかと言うと中間がメインフロアで吹き抜けていて1階があります。なので、天井が高い光のライブハウスと言うような意味合いになります。これはあまり存在する形ではなく、設計前には面白いものができるのではないかと企画構想することがとても楽しみであったと記憶しています。オーナーからのご相談はこうしてほしいと言うものが強かったわけではなく、やはりファンができるようなライブハウスを新しいデザインで作ってほしいと言うのが唯一の願いだったのかもしれません。そのことに充分応えることができた作品となっていると信じています。
- 東京都港区赤坂
- https://www.dot-blue.net/